土曜日のさいたま市は午後から熱い日差しが戻ってきた。関東地方は梅雨が明けたと言うが、ここのところ本当に明けたのかと思うほど雨の日が多かった。夏本番のぎらぎらした日が続くのも間近だろう。そこで涼しげな写真を一つ・・・。
2009年07月
御座山
3連休の最終日、北相木村の御座山(おぐらさん)に登ってきました。
バテバテで登ったのに、山頂は360度真っ白けでした。(i_i)
仕方ないので、こんな綺麗な避難小屋で昼飯を食い・・・
遅咲きのシャクナゲを愛で・・・
ホタルブクロに慰められて下りて参りました。
山の実?
ほんの戯れです。
飯豊の秘湯「湯の平温泉」
新発田高校山岳部のOBで組織される「かいらぎ山岳会」は、毎年のように飯豊川の奥にある秘湯「湯の平温泉」の湯船などの清掃と補修工事をボランティアでして下さっている。今年も6月27日・28日に行われ、快適な温泉場になった。その事に対して心より敬意を表したい。
以下はその一員として参加した弟「T」のスナップである。
以下はその一員として参加した弟「T」のスナップである。
綺麗になった湯船。
北股川に架かる吊り橋。
付近のブナ林。
ギンリョウソウ(別名ユウレイソウ)
湯の平温泉小屋
東赤谷駅とスイッチバック
東赤谷駅は国鉄時代には唯一スイッチバックのある終着駅だった。傾斜のきつい線路を上ってきた列車は一旦駅を通り越してから再び平らな駅のホームに入ってくる。ホームは客車用と貨物用が有った。どちらも土を盛ったホームで草もたくさん生えていた。
新発田から来る朝の列車からは、日鉄で働く人、マーケットで商う人、籠を担いだ行商人の人達などが降りてきた。そして入れ替わりに新発田方面への通勤の人と高校生、赤谷までの小学生が乗り込む。夕刻の東赤谷駅発の列車はこの逆だ。
時にこのスイッチバックの駅では、今の世の中では到底信じられない事が起こった。発車時間の迫る列車に乗り遅れそうな乗客が遠くにあっても、駅員さんに声を掛けると待っていてくれたのである。森閑とした山間いのポツンと見晴らしの良い所にあるホームである、「おーい」「おーい」と手を振れば駅員さんは気が付いてくれた。
しかし、この程度ならまだ有り得るが、あろうことか一度発車した列車も止めて乗せてくれたのである。そうです、東赤谷はスイッチバックの駅なのです。発車してしまった列車は走る線路こそ違うものの、再び戻ってくるのです。そこで止めて乗せてくれたのです。今では信じられない古きよき国鉄時代の長閑な一コマである。
後年の我家は駅構内の真ん前に有った。給水塔では機関車が時折蒸気を吐きながら、厚くて太い布製のホースで給水をしていた。そばに行けば運転手が運転台に乗せてくれて、汽笛の一発も鳴らさせてくれた。その近くには転車台も有って、それは手動式であったから機関車のいない時に内緒で押してみたりもした。
夏の昼下がりの長閑な一時、駅員さんがよく貨車の入れ替えをしていた。惰性の付いた一台の貨車に駅員さんが取りつき、赤い手旗を振り振り連結しようとする前方の貨車との距離を見て、タイミングを計り足元のブレーキを踏み込む。ややして「ガシャーン」という音と共にゲンコツ型の連結器は見事に繋がった。静かな山間いにその音は、ある程度の余韻を残して響き渡っていた。
新発田から来る朝の列車からは、日鉄で働く人、マーケットで商う人、籠を担いだ行商人の人達などが降りてきた。そして入れ替わりに新発田方面への通勤の人と高校生、赤谷までの小学生が乗り込む。夕刻の東赤谷駅発の列車はこの逆だ。
時にこのスイッチバックの駅では、今の世の中では到底信じられない事が起こった。発車時間の迫る列車に乗り遅れそうな乗客が遠くにあっても、駅員さんに声を掛けると待っていてくれたのである。森閑とした山間いのポツンと見晴らしの良い所にあるホームである、「おーい」「おーい」と手を振れば駅員さんは気が付いてくれた。
しかし、この程度ならまだ有り得るが、あろうことか一度発車した列車も止めて乗せてくれたのである。そうです、東赤谷はスイッチバックの駅なのです。発車してしまった列車は走る線路こそ違うものの、再び戻ってくるのです。そこで止めて乗せてくれたのです。今では信じられない古きよき国鉄時代の長閑な一コマである。
後年の我家は駅構内の真ん前に有った。給水塔では機関車が時折蒸気を吐きながら、厚くて太い布製のホースで給水をしていた。そばに行けば運転手が運転台に乗せてくれて、汽笛の一発も鳴らさせてくれた。その近くには転車台も有って、それは手動式であったから機関車のいない時に内緒で押してみたりもした。
夏の昼下がりの長閑な一時、駅員さんがよく貨車の入れ替えをしていた。惰性の付いた一台の貨車に駅員さんが取りつき、赤い手旗を振り振り連結しようとする前方の貨車との距離を見て、タイミングを計り足元のブレーキを踏み込む。ややして「ガシャーン」という音と共にゲンコツ型の連結器は見事に繋がった。静かな山間いにその音は、ある程度の余韻を残して響き渡っていた。