赤谷線を走る[C11 245]のオレンジカードです。
撮影時期は昭和30年初頭くらいでしょうか。
撮影場所を当時のことを思い出しながら色々と考えました。
まずカードには「赤谷線(赤谷ー東赤谷)を走るC11」とありますから、赤谷と東赤谷の間に間違いはありません。その間で両脇が樹木であい路、そして勾配がきつめの所というと赤谷方面から走ってきて発電所を過ぎ、東赤谷駅にさしかかる辺りと思われます。あと50mも走ると右前方に東赤谷駅の駅舎が見えるはずです。
赤谷線でここが最後の難関です。ここを過ぎると列車は一旦東赤谷駅を通り過ぎ、平地になった先の方から折り返して駅のホームに進入してきます。いわゆるスイッチバックというものです。
目をつぶれば私は蒸気機関車「C11 245」の乗客になることが出来ます。赤谷線の左右の風景、機関車のいななき、煙突からモクモクとあがる煙の石炭臭までよみがえるようです。