緑の谷・赤い谷*

新潟県にかつてあった鉱山の記録と周辺の昭和の記録と・・・お散歩。(旧名「猿と熊の間に」)

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2012年12月

12月に入って間もなく新潟地方は大雪に見舞われ心配しておりましたところ角瓶28号さんが16日にお出かけのついでのわざわざ社宅跡に寄って写真を撮ってきて下さいました。それを掲載させて頂きます。

かつての住人の皆様は写真に位置のコメントを入れなくても場所を推察できると思います。
ただ一番最後の写真にはちょっと悲しい思いをするかもしれません。とうとう「観月橋」が壊されてしまいました。橋脚だけが残っています。手前の橋脚が昭和30年代中頃に造られたコンクリート製の橋の橋脚で、奥の橋脚がそれ以前の木製だった頃の橋脚です。それぞれに思い出のある橋でした。

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角瓶28号さん、ありがとうございました。

そのストーブは大きくて背の低い湯船の中に入っているようだった。

そのストーブは近くの木工所のノコギリ屑を使う。

ノコギリ屑はまるで湯船の中でたゆとう波のごとくストーブの周りを囲み、
ストーブ自らの熱でさらさらと乾く。

乾いた木屑は取っ手の短い小さなスコップでかき回されすくわれ
ストーブの頭頂部より赤く燃ゆる灼熱の地に落ちていく。

木製の長椅子に座り髪を切る順番を待つ客は暖かさに思わず居眠りをする。

おじいさんとその娘がやっている社宅の中の床屋、周辺の村落からも客はやってくる。

僕の番までもう少しだ。

おじいさんには当たりたくないな。おねえさんのほうがいいな。

おじいさんはいつも坊ちゃん刈り、今日こそおねえさんに慎太郎刈りをやってもらうのだ。

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