緑の谷・赤い谷*

新潟県にかつてあった鉱山の記録と周辺の昭和の記録と・・・お散歩。(旧名「猿と熊の間に」)

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2014年05月

先週末、友人らとワラビ採りにいって来た。

あの場所に行けば必ず採れると踏んで勇んで行ったのであるが、既に数人の先入者が居た。

しかし、あれは誠に不思議なもので、幾人か先入者が通り過ぎた後でもよく探せばしっかりとワラビは残っている。

小首を傾げて、ここだここだと呼んでいる。

薮を透かして見えた胴体の鈍い光り具合の肌色を見逃さない。

と、言う事で少々夢中になって採り過ぎてしまった。

さて、いかにこれらを召し上がろう。美味しく食べねば罰が当たる。

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私の父は鉱山勤めであったので、子供の頃の農作業というものは殆ど経験が無い。せいぜい社宅の隅っこの、正に猫の額の様な畑でジャガイモを作っていた程度である。

それでも友人宅の田んぼや学校の田んぼで田植えの経験はある。その思い出としては素足に感ずる泥土の感触や、知らぬ間に足に吸い付くヒル、そして腰の痛みだろうか。とにかく大変な農作業だったという事は分かる。

雪国の人にとっては厄介な雪も、雪の降らぬ地方の人には美しい亊のみ。それと同じに田植え風景は経験の無い者には長閑な田園風景として写ったのか。

でも美しい。機械に取って代わった今でも、風にそよぐ緑の苗と、田面に映る青い空や山並は美しい。

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昭和28年、田植え風景。
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上方の斜めに走るラインは赤谷線。
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田植え作業後のゆるやかな一時か・・・・、このような衣装も今は見る事はできない。早乙女という言葉も・・・。
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撮影、トーマスさん。

新発田地方や赤谷はそろそろ代掻きの季節だろうか。

私の子供の頃は、まだまだ田んぼに馬や牛の姿を見かける事があった。

その牛や馬が時折小学校の通学路に現れる事があって、並んで歩いていると突然に糞や尿を放つ事があり油断が出来なかった。

ぼてぼてぼてぇ。じょじょじょ~。うわわぁ~。

土の道路にこんもり、べちゃべちゃ。

牛も馬も、それを引く人間も知った事ではない。

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昭和28年、撮影トーマスさん。

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