トッペ。元気にしていますか?。先日テレビで、かまやつひろしの「我が良き友よ」を聞いていたら、ふと君の事を思い出してしまいました。歌詞で言います、「おまえ今頃どの空の下で 俺とおんなじあの星みつめて何想う」と・・・。
農家の庭先のムシロに干してあった栗の実を、小さなポケットに詰め込んで逃げましたね。
不動橋の赤谷線の鉄橋を、度胸試しに渡りましたね。
ゴンナイと呼ばれる家の田んぼの脇に立つ柿の木から、実をもぎっている所を見つかって、鎌を持ったじいさんに追いかけられましたね。
手紙を出そうにも、同窓会名簿に君の住所は載っていなく、他の友人に聞いても分かりません。お互いの実家であった日鉄社宅はすでに無く、かつての住人は日本各地にばらばらと移り住み、かの地に寄る辺を失った身には、君を訪ねるすべがありません。
また、あれから何度目かの夏がやってきました。夏休み前の、あの何とも言えないわくわく感は、ほんのこの間まであったような気がしたのですが、気がついてみれば何時の間にか心の片隅から消えてしまっています。
トッペ。元気にしていますか?。あのまんま別れたのがつらいのです。さびしいのです。
私は年に一度くらい帰ります。荒れ果てて何も無い社宅跡から焼峰を眺めています。君も帰る事があるのでしょうか。それは桜の咲く頃でしょうか?。ワラビの出る頃でしょうか?。カジカ突きをした夏の頃でしょうか?。それとも黄色に赤に飯豊川を草木が彩る頃でしょうか?。冬は雪が大変ですから来ないでしょうね・・・。
トッペ。右の耳にあった傷あとはまだあるのでしょうか・・・。
農家の庭先のムシロに干してあった栗の実を、小さなポケットに詰め込んで逃げましたね。
不動橋の赤谷線の鉄橋を、度胸試しに渡りましたね。
ゴンナイと呼ばれる家の田んぼの脇に立つ柿の木から、実をもぎっている所を見つかって、鎌を持ったじいさんに追いかけられましたね。
手紙を出そうにも、同窓会名簿に君の住所は載っていなく、他の友人に聞いても分かりません。お互いの実家であった日鉄社宅はすでに無く、かつての住人は日本各地にばらばらと移り住み、かの地に寄る辺を失った身には、君を訪ねるすべがありません。
また、あれから何度目かの夏がやってきました。夏休み前の、あの何とも言えないわくわく感は、ほんのこの間まであったような気がしたのですが、気がついてみれば何時の間にか心の片隅から消えてしまっています。
トッペ。元気にしていますか?。あのまんま別れたのがつらいのです。さびしいのです。
私は年に一度くらい帰ります。荒れ果てて何も無い社宅跡から焼峰を眺めています。君も帰る事があるのでしょうか。それは桜の咲く頃でしょうか?。ワラビの出る頃でしょうか?。カジカ突きをした夏の頃でしょうか?。それとも黄色に赤に飯豊川を草木が彩る頃でしょうか?。冬は雪が大変ですから来ないでしょうね・・・。
トッペ。右の耳にあった傷あとはまだあるのでしょうか・・・。