このオート三輪、まさに現代の子供用の三輪車を大きくしてエンジンを付け、それに運転席と荷台を取り付けたようなものであった。
ご覧のようにハンドルは輪ではない、三輪車そのもののハンドルである。方向指示器は、写真ではハッキリと分からないが、オレンジ色の先の尖った矢印状の棒を、手動で上げ下げしたような記憶がある。
なぜ、そのような記憶があるかというと、運転席に幼き日に一度乗せてもらったからで、荷台の鉱石の金臭い匂いとともに、あの時の情景がよみがえるからである。
写真を見ているうちに、エンジンのバタバタとした音までよみがえってきたようだ・・・・。
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昭和30年代も初めの頃と思われます。
写真提供:ggさん。