色々と写真の中にヒントを探してみるのだけれど、とうとう場所は分からずじまいであった。
昭和の姿が色濃く感じられる一枚・・・。
走っている車は一台も無い。しかし道路は舗装されていてセンターラインさえある。
家の軒には雁木らしきものも見え、建物は雪国仕様にも見える。
丸いオシャレな街灯がずっと軒に連なっていて、夜になるとさぞかし綺麗なことだろう。
後ろ姿のロングヘアーのお姉さん、自転車を引くお姉さん・・・、みな履いているのは下駄か草履のようだ。
それにみな堂々と道の真ん中を歩いたり、自転車に乗ったりしている。
まだまだ人間が車より偉かった頃だ。
いつの頃から今のように、こんなに車が威張るようになったのだろう。
遠くから人々の話し声が聞こえ、自転車のペダルをこぐ音が聞こえ、下駄の音がする。
この頃に騒音なんて言葉があったのだろうか・・・?。
撮影:松岡 勇さん
撮影年:昭和30年代
2020/01/27 追記
kazusaさんからの情報により、正面突き当たりの建物は新津駅の旧駅舎だそうです。
右側の「田中肉店」の看板、「トリス」の看板の酒屋。現在と場所は移動していますが左側の「駿河屋」も近くにあり、新津駅前通りに間違いはないでしょう。
2020/01/27 追記
kazusaさんからの情報により、正面突き当たりの建物は新津駅の旧駅舎だそうです。
右側の「田中肉店」の看板、「トリス」の看板の酒屋。現在と場所は移動していますが左側の「駿河屋」も近くにあり、新津駅前通りに間違いはないでしょう。